fc2ブログ

秋の奥美濃紀行 2022 Ⅲ -郡上散策と食べ歩き-


秋の郡上八幡食べ歩き。

慈恩善寺さんでの参詣の後、ほぼ時系列順で紹介していきます。ちなみに、市内に有料パーキングはそれなりに有りますが、平日なら郡上市役所近くの「市営 愛宕駐車場」で無料利用出来ます。散策エリアはコンパクトにまとまっているので、特に健脚でなくても歩いて周れると思います。

ヤマネコドーナツ
221110 gujo gurume 01 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/15, ISO100, 16(24)mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 02 re

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f4, 1/640, ISO1600, 35(52)mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 03 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f4, 1/640, ISO1600, 35(52)mm, CPL filter】
昨年も寄せて頂いたドーナツ屋さん。小学校前でご夫婦で店を開かれているようです。卵・乳製品不使用で、郡上の麹を使った手作りドーナツ。「サクッ」でも「モチッ」でもなく、「ムギュッ」とした食感です。包み紙への油の染み出しがあるので、持ち帰りするより買ってその場で食べ歩きの方が良いかも。油自体は酸化に強い米油を使っているとのことで、血中コレステロール低減効果が植物油の中でも一番高いとされていることもあって、ドーナツ自体が美味しいだけでなく結構健康派志向です。

学校橋付近
221110 gujo gurume 04 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f4, 1/3200, ISO100, 200(300)mm, CPL filter】

いがわ小径
221110 gujo gurume 05 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/25, ISO1600, 30(45)mm, CPL filter】
清流の町を堪能できる素敵な景観です。水辺の側を、譲り合いながら人が往来する様子も情緒があります。

新橋付近
221110 gujo gurume 06 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/100, ISO100, 16mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 07 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f2.9, 1/3200, ISO100, 200(300)mm, CPL filter】
町を流れる吉田川も、その綺麗な青さで知られています。今回は逆光で撮っていませんが、光り輝いている川面と深い緑のコントラストを楽しませてもらいました。


新町通
221110 gujo gurume 08 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f2.8, 1/8000, ISO100, 70mm, CPL filter】

町屋敷越前屋
221110 gujo gurume 09 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/1000, ISO100, 35mm, CPL filter】

やなか水の小径
221110 gujo gurume 10 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/50, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 11 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/200, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 12 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/400, ISO100, 35mm, CPL filter】
名水の町、郡上を代表する景観の一つ。郡上八幡の名にちなみ、8万個の玉石が敷き詰められているそうです。奥美濃の山から流れる吉田川・小駄良川と下流に向かう長良川の合流地点ということもあって、水に恵まれた土地となっているとか。

丸一精肉店
221110 gujo gurume 13 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/25, ISO100, 28(42)mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 14 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f2.8, 1/200, ISO100, 35(52)mm, CPL filter】
飛騨牛コロッケを店先で頂きました。お肉屋さんのコロッケって、安定して美味しいものが手に入るイメージです。飛騨牛が入ることによるおいしさの違いが分かるほどグルメでもありませんが、旅行先の買い食いの楽しさ込みで寄ってみる価値がありました。郡上は「鶏ちゃん」が家庭料理としても名物だそうですが、今度行くときはこれを食べましょう。

団子茶屋 郡上八幡
221110 gujo gurume 15 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f2.8, 1/25, ISO100, 26(39)mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 16 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/20, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 17 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/8, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 18 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/20, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 19 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/60, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 20 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/60, ISO100, 35mm, CPL filter】
2018年11月、今町にオープンしたみたらし団子のお店です。町屋をリノベートした、おしゃれな雰囲気の店内でした。郡上産コシヒカリのお団子を、注文を受けてから丸めてじっくりと焼いてくれているようです。

事前の知識なしでの飛び入り訪問でしたが、執筆に当たって調べてみると、郡上で70年続く老舗の団子屋の閉店に伴い、これを受け継いで新たに営業されているとのことでした。また、オーナーさんの就業経験に基づく意向で、障害を持つ方にも正当な対価とやりがいを得られる就労継続支援の場として、本店を営業されていることを後で知りました。撮影許可頂いて店内を撮らせてもらっている時にも、店員さんが活き活きとして随分好意的に接して下さったのですが、前述の背景を知って少し理由が分かった気がしました。

肝心の団子のお味ですが、団子の弾力・みたらし餡の奥行とも最高でした。口直しに塩昆布・かりんとうが用意されています。主観ですが、お団子とかりんとうを一緒に頬張ると、どこかホットケーキみたいな風味も感じられて面白かったです。

宗祇庵
221110 gujo gurume 21 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/40, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 22 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/320, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 23 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/200, ISO100, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 24 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/125, ISO800, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 25 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/100, ISO800, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 27 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/80, ISO800, 35mm, CPL filter】
昨年も訪れたお抹茶処 宗祇庵さん。名水百選第一号である「宗祇水」のほとりのお茶屋さんです。「秋の宗祇庵パフェ」は前に食べたので、今回は定番の「宗祇庵パフェ」を頂きました。やはり特製クリームがおいしくて、これを主軸に他の部分も楽しんで味わうことが出来ます。豪華さでは季節限定パフェの方が上回る気がしますが、売りである抹茶を堪能したいならこっちを選ぶのがベストでしょうか。出来れば抹茶プリン単体を特製クリームでもっと食べたいところですが、メニューには無いようです。残念。

左京稲荷神社
221110 gujo gurume 28
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/50, ISO800, 35mm, CPL filter】


駄菓子 もりた
221110 gujo gurume 29 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/25, ISO800, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 30 re
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/6, ISO800, 35mm, CPL filter】

221110 gujo gurume 31 re
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f4, 1/640, ISO1600, 35(52)mm, CPL filter】
最後は駄菓子屋さんの「もりた」へ。昨年も寄らせてもらったお店です。地方ではありがちですが挨拶の励行が為されていて、子供達も積極的に「こんにちは」と声を掛けてきます。挨拶を返し、いそいそと向かっていく子供の先に一軒のお店を見止め、駄菓子屋があることを知りました。店主のおばあさんの話を聞くと、ここで子供たちに駄菓子を売りながら算数を教えてあげるのが楽しいということでした。今年も達者にしておられました。

お土産を買ってお支払いするものの、「端数はええよぉ」と。一応大人なんですけど、こういうのは甘えさせてもらう方が良いのでしょうかね。良く分からず、ちゃんとお代を渡して店を出ましたが、町に流れる時間だけでなく人付き合いにも良い意味で「緩さ」を感じました。

帰宅してから新たに知りましたが、店先に受付の出ていた「福引せんべい」も郡上のお正月の名物のようです。甘いたまご煎餅の中に「おもちゃ」なんかが入っているということで、当地の子供達は素敵な風習のある環境で育っているのだなぁと思いました。



今回の郡上八幡散策では、これもまた名物の「うなぎ」を食べるつもりでいましたが、ランチ時を過ぎてしまっていたようで、お預けとなりました。「飛騨牛瓦そば」に「鶏ちゃん」、ソウルフード「パリパリの焼きそば」に「奥美濃カレー」。評判の高いおいしい食べ物がまだまだあるようです。

また、機会を見つけて郡上八幡に行かないといけません。

次回は秋の郡上八幡城、燃える紅葉で名高い「天守炎上」を記録しておきます。

撮影日 2022/11/10
 
スポンサーサイト



秋の奥美濃紀行 2022 Ⅱ -正和堂と およしちゃん-


郡上八幡の観光情報をSNSで調べていると、郡上弁で元気よく地元の情報を発信しているキャラクターが活動しているのに気付きます。

永禄2年(1559年)、郡上八幡城が築城された際に、人身御供とされた「人柱 およし伝説」に基づいて創作された非公認PRキャラの「およしちゃん」。

2016年のtwitter開設から地道に活動を続け、2022 11月現在でフォロワー8000も間近な人気のキャラクターです(下画像は©郡上八幡およしちゃんプロジェクトに帰属します)。
221110 gujohachiman 08


アニメ調のキャラクター起用は、公的機関から扱いが難しい面もあるようです。しかし非公認の立場なりのフットワークの軽さで、郡上八幡を観光する旅行者にも実利に基づいたライブ感のある有用な情報を流してくれています。

「まめなかな(お元気ですか)!」「○○やよ!」の郡上弁が愛嬌のある、こちらのキャラクター。関連グッズを扱うおみやげさん、「正和堂」さんに今回初めてお邪魔してきました。

221110 gujohachiman 01
【α7Ⅲ+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/125, ISO100, 35mm, CPL filter】
八幡町は奥に願蓮寺の門前が見える、落ち着いた佇まいの通りに面する正和堂さん。大正5年創業のこちらのお店の銘菓「踊志る古」の看板がかかっています。


221110 gujohachiman 02
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f2.8, 1/500, ISO800, 16mm, CPL filter】
清流とともに「踊りの町」と知られる郡上八幡。雰囲気のある店内に郡上踊りの写真も飾られています。

221110 gujohachiman 04
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/200, ISO800, 16mm, CPL filter】
店内に「およしちゃん」グッズも陳列されてありました。お店の御主人が教えてくれましたが、正和堂さんではおよしちゃんの活動のサポートを担当しているとのこと。

またご自身でも郡上八幡のPR動画製作を行われており、デザイン会社経営としてクリエイティブプロデューサーの手腕をふるっておられます。

ご本人は謙遜されておりましたが、SONY機 α7Ⅳ(とおそらくドローンも)使用の郡上八幡の美麗なPR動画がYouTubeで公開されております。

Gujo Hachiman Tourism

221110 gujohachiman 05
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/15, ISO100, 26(39)mm, CPL filter】
グッズ購入で、今ならポスターを頂けるようです。甘味処 宗祇庵前の清水橋のポスターが特に素敵だったのでこちらを選びました。

専属のイラストレーター「 鼻ノ心」さんの描かれた作品ですが、同氏はアニメ調のイラストだけではなく水彩からデジタル、和紙や金箔を使用した多彩な表現も得意とされているようです。

221110 gujohachiman 06
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/15, ISO100, 26(39)mm, CPL filter】
どこか日本画のような品のあるデザインのポスターに感じましたが、町並みに良く馴染んでいました。

221110 gujohachiman 07
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/15, ISO100, 26(39)mm, CPL filter】

221110 gujohachiman 09
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/100, ISO100, 35(52)mm, CPL filter】
お土産に購入した、銘菓「踊志る古」。インスタントの「おしるこ」です。2022年7月23日に放送されたテレビ東京系「アド街ック天国」の郡上八幡回でも紹介のあった名物のようです。今回初めて知りました。

221110 gujohachiman 10
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/100, ISO100, 35(52)mm, CPL filter】

221110 gujohachiman 11
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL1635Z2, f11, 1/100, ISO100, 35(52)mm, CPL filter】
小サイズで値段もリーズナブルな6個入りを購入。失礼ながら、田舎土産としてそれ程期待はしていなかったのですが、小豆香るあっさりしたお味に、踊り手を象った小粒のお餅が見た目だけでなくきちんとお餅としての食感が出ているのが意外でした。


帰宅してから調べて新たに知りましたが、2018年にはFM GIFUをキー局に「およしちゃんのバンめし♪おくれんかな?」の番組タイトルで放送されており、郡上八幡のグルメとして「踊志る古」も色んな食べ方を含めて紹介されていました。


「人柱」として犠牲になった人物をPRキャラクターとするのは如何なものか、といったデリケートな部分も既に過去に議論されているようですが、日本史における人柱の歴史を少し調べてみると少なくとも城郭建築でそのような事例が証明されているケースはごく一部であると、専門家の間でのコンセンサスになっているようです。

伝説はあくまで言い伝えとして、これを切り口に地元愛を大事にして展開されるキャラクター象が各メディアを通して良く体現されていると思います。一過性に終わらない継続的な活動は、個人的には好印象に感じました。


次回も引き続き、郡上八幡のグルメについて記事にしていきます。

撮影日 2022/11/10
 

2016 京の紅葉紀行 其の一

2016年 11月最終週に回ってきた、京都の紅葉撮影分をまとめて綴っておきます。

■ 厭離庵
2016 enrian02 
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/4, 1/80,  ISO1250, 16mm】

2016 enrian03 
【NEX-5R+MC-11+sigma 18-35 F1.8,  f/3.5, 1/800,  ISO800, 26 (39)mm】

2016 enrian04 
【NEX-5R+MC-11+sigma 18-35 F1.8,  f/1.8, 1/500,  ISO500, 28 (42)mm】

2016 enrian05 
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/4, 1/200,  ISO1250, 17mm】

京都市内の模型展示会へ作品をセット後、観覧と模型仲間との交流もひと段落して奥嵯峨へ。嵐電の嵐山駅から徒歩20分で閉門間際の厭離庵(えんりあん)を訪れ撮影してみました。ここ、ずっと「おんりあん」かと勘違いして読んでた…。

百人一首の選者 定家の別荘でもあったこちらの庵、一度の荒廃後に子孫の冷泉家によって復興された経緯をもつ現 尼寺です。深紅の紅葉で有名ですが、かつて西京住まいにも関わらず今回が初来訪でした。晩秋ほど近いこのタイミングで、視界に一杯の敷紅葉は確かに一見の価値があります。

天まで赤い紅葉で覆われているので、コンディションは暗め。二尊院くらいまでは観光客でごった返していましたが、こちらは境内はこじんまりしていても比較的落ち着いている感じ。人の途切れを待って撮影することも一応可能でした。祇王寺も合わせて行きたかったところだけれど、今回はパス。

■ 平野屋

2016 hiranoya01 
【NEX-6++MB_SPA_E_BM1 (metabones)+SAL70300G, ND, 1/25,  ISO800, ND】

2016 hiranoya04
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/4.5, 1/30,  ISO1600, 35mm】

2016 hiranoya5
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/5, 1/25,  ISO6400, 35mm】

2016 hiranoya06 
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/2.8, 1/50,  ISO6400, 22mm】

2016 hiranoya07
【α7s+LA-EA3+SAL1635Z,  f/3.5, 1/80,  ISO6400, 35mm】

奥嵯峨 鳥居本にある鮎茶屋 平野屋さん撮影分から。先の厭離庵からは歩いてさらに15分程になります。ここも何度か訪れた場所、子供の頃に家族で夕食をしたことも思いだすところです。

想定していたのと違い紅葉は一足早く散ってしまっていましたが、店敷地には少し残っており苔茅葺屋根を美しく彩っていました。上方からの撮影は、清滝方向へ進んで上を走ってる車道脇から位置取る必要がありました。愛宕・化野の念仏寺と合わせて、また今度撮影する楽しみをとっておこうかと思います。

■天授庵
2016 tenzyuan01
【α7s+LA-EA3+SAL70300G,  f/5.6, 1/80,  ISO1250, 100mm】

2016 tenzyuan02
【α7s+LA-EA3+SAL70300G,  f/5.6, 1/80,  ISO400, 120mm】

2016 tenzyuan03
【α7s+LA-EA3+SAL70300G,  f/5.6, 1/60,  ISO400, 100mm】

2016 tenzyuan04
【α7s+LA-EA3+SAL70300G,  f/8, 1/30,  ISO1000, 70mm】


南禅寺天授庵は去年の記事でも掲載しましたが、鯉と紅葉を撮ってみたいと思い再訪。京都紅葉でも色づきの早い方の南禅寺では、天授庵の枯山水である東園はすでに落葉。書院南庭の回遊式庭園を中心に回りました。

方丈への立ち入りは、去年までとは異なり入り口ですでに制限を受けるようになっていました。このため、定番のアングルについては望遠を使用することに。持ってて良かった、SAL70300G。

雨にもかかわらず、有名寺院はさすがに人出が多い。方丈の廊下を土足で上がり込んでる異国の人を尻目に、譲り譲られで庭を進む。そんなこんなで、なんとか撮れた一枚。このあと永観堂にも足を運ぶものの、門前の殺人的な人口密度に撮影をキャンセルするのでした。


そんな喧噪を離れて、京都紅葉の撮影分は 竹の寺 地蔵院の分を次回掲載していきます。


 

CIRCLE OF THE MOON


tyusyu 2015 01
2015年 9月27日。 今年の仲秋の名月は、満月のひとつ前。
夏の花火の撮影をきっかけに、マニュアル撮影にも少しずつ触れるようになってきたので調整しながら撮ってみました。

tyusyu 2015 03
近くで咲いていた彼岸花と。 手近なライトを持っていなかったので、そばを走る車のライトを頼りに明るくなったところを撮影。

tyusyu 2015 02
なかなか、雲の晴れるタイミングが訪れないものの、柔らかい光もまたこれはこれで…。

izayoi 2015 01
翌28日は、フルムーン。季語では、寄り満月とも。あいにくのお天気でしたが、せっかくなので翳ってる雰囲気を上手く捉えられるように試行錯誤を。

izayoi 2015 03
月は水面に、秋の揺蕩う。

izayoi 2015 04
場所を移して、往年の名作タイトル「悪魔城 ドラキュラ」、みたいな。 

西に日暮れて東に五光

tennkuu no hikari01
9/21夕方より滋賀から京都に戻った折、催されていた京都でのライトアップの見物の記録。
シルバーウィーク期間中、京都文化祭典2015の一環イベントとして行われた「未来への光~天空のライトアップ~」。
東山「観光・交通・環境」協力会議 10周年記念事業として期間限定で、東山一帯から京都の夜空を照らし出す、試みがなされていました。

tennkuu no hikari07
東山一帯の概観(googleより引用·改変)。4つの寺院と東山区役所を合わせた、計五つの場所より五色のライトアップが点灯。
当初は告知のポスターにあるものと同じ構図が撮りたくて、丸山公園~大谷付近(青実線囲み)をあてにして場所を探していました。しかしながら、付近の寺院も閉門しており高さを稼ぐことが出来ず。

安養寺などから将軍塚まで登れば見晴らしよく撮影できたと思われますが、この日は暗い山道を安全に登っていけるだけの装備を持たなかったのでやめておくことにしました。

地図中、星で記した箇所より各色に対応したライトアップが点灯されていました。

tennkuu no hikari02
丸山公園付近からでは撮影がままならなかったので、そのまま「ねねの道」を通って高台寺へ。こちらからは、緑の光が空へ伸びていました。

tennkuu no hikari03
高台寺付近、石塀小路の入り口より。肉眼で見ている範囲では2~3本見えるのがやっと。
ライトアップも距離とともに明るさを減衰させているので、掲出されたポスターのイメージほど実際には明るく見えない様子。

tennkuu no hikari03re
よく見ると、撮影した画像中でも辛うじて5本全ての光線が確認できます。

tennkuu no hikari04
高くて見晴らしのいい場所なら…、ということで清水寺も夜参りで行ってきました。拝観料400円が別途かかります。

tennkuu no hikari05
清水寺の発光源。間近だと白色光として確認できます。

tennkuu no hikari06
清水の舞台を通過して、定番のアングルから。ここで幾度となく清水寺 慈悲の光を見てきましたが、今回は高台寺からの緑色の光線がはっきりとみて取れました。その他3本については、目を凝らしても見えない様子。

SNS上でもUPされている写真を見てみますと、東山地区の西境界(五条大橋の橋詰め付近を含む、地図中赤点線付近)、以西辺りの方が5本の光線としてよく観測できたようです。目視では結構見にくいので、綺麗に撮影してやるには三脚を使った露光撮影が欠かせないかと。

記念事業として期間限定で催されたイベントなので、再度の開催があるかは現時点で未定ですが、また是非違った場所からも古都・京都の夜空を仰ぎ見たいところです。