雨上がり 下灘

9/22、先の紫電改展示館から松山への道中。
特急宇和海の車窓から西の空を眺めると、曇天に所々切れ目が走っているのが見えました。その日の計画から半ば下灘訪問は諦めるつもりでいたのですが、急遽伊予市駅で下車してワンマンカーに乗り換え、下灘へ。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f8 1/400, ISO100, 16mm
下灘に向かうワンマンカー車窓より。フロントビューに移る、緑で覆われた
路線の風景も幻想的で素晴らしいものでした。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f9 1/400, ISO100, 16mm
下灘駅へ到着。途中窓から見た空とは違い、ここまで南に下ってくるとまだ曇り模様だったようです。しかしながら、雨は上がっていました。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/800,  ISO100, 50mm

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/6400,  ISO100, 50mm

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/6400,  ISO100, 50mm
海の見える駅。そんな場所が日本中にあるようですが、なかでも名の知れた下灘駅。出来れば見たかったのは「青い海と輝く太陽」だったのですが、普段の行いが良くなかったようです。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/6400,  ISO100, 50mm
こういう時はいっそ、モノクロで仕上げてみるのも良かったかもしれませんね。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f7.1 1/60, ISO100, 18mm

simonada 08 
【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f7.1 1/160, ISO100, 18mm

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f2.8 1/60, ISO1250, 28mm

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【α7sLA-EA3+SAL70300G, f5.6 1/200, ISO100, 160mm

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f2.8 1/400, ISO100, 18mm

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f2.8 1/640, ISO200, 20mm
1時間程過ごし、松山行きの帰りの電車がやって来ました。

またいつかここに訪れるかもしれません。今回は、この辺で。


 
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紫電改の軌跡を追って ⑥ 松山 掩体壕

前回までは愛南町の紫電改展示館を訪問した分までを綴りましたが、最終回の今回は松山に戻って現在の松山空港、当時の松山海軍航空基地が敷設されていた周辺についてレポート。

出張最終日の早朝に、伊予鉄郡中線で余戸(ようご)駅下車後、30分程かけて徒歩で現地に向かいました。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f11 1/30, ISO100, 16mm
現場は、松山空港東の22号線沿い。2017年現在で存在するファミリーマートの近くになります。2000年代の初頭には掩体壕の全体が保たれていた状態だったそうですが、現在では半分住宅地に埋まり、もう半分が農地に食い込む形で存在しておりました。


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【α7sLE-EA3+SAL1635ZA, f11 1/30, ISO100, 18mm
「掩体壕(えんたいごう)」については、2017年度山口の旅でも触れました。今回は赴いたのは兵役に当たった人員ではなく、飛行機を格納しておくための掩体壕。ちょうどコミック「紫電改のマキ」でも登場していたこの構造物が気になっていたこともあり、かつての紫電改のねぐらを探しに行こうという分けです。

写真画では掩体壕の入り口の形状が直線的な形状をしていますが、こちらは海軍式掩体壕の特徴なようで、343航空隊預かりの紫電改が収められていたそうです。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/50,  ISO100, 17mm
住宅地の通りの方に回ってみました。掩体壕の入り口は、その形状に合わせて人家風に改築されておりました。また通りに差し掛かる部分はコンクリートが削り取られてあります。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/8000,  ISO100, 50mm
向かって奥の方は、物置として利用されているようで、上手にリフォームするものだなぁ、とちょっと感心してしまいました。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/2000,  ISO100, 50mm
掩体壕後方も、そのまま隣人のお住まいのガレージに掛かっているようでした。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f11 1/25, ISO100, 16mm
一方こちらは、先の海軍式掩体壕のあった住宅地から22号線をもう少し北上したところの農地に面して目に入ってきた掩体壕。Google Mapで「松山 掩体壕」と入力しても出てくる代表的なもののようです。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f11 1/25, ISO100, 16mm
こちらの掩体壕は、外観が良く保たれているようです。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f11 1/25, ISO100, 16mm
掩体壕正面より。みかんの木に挟まれる形で、入り口が設けられています。こちらの掩体壕の入り口の形状はアーチを描いていますが、これが陸軍式掩体壕。大戦末期には資材不足の関係などから海軍でも陸軍方式での建造が採用されているところがあるようです。

ちなみにこちらには、343航空隊所属の偵察機「彩雲」が格納されていたそうです。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/2000,  ISO100, 50mm
掩体壕を横から。後方は二回りほど小さな半円筒形で機体尾部を収めるような形になっているようです。

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【α7sLA-EA3+SAL1635ZA, f11 1/25, ISO100, 24mm
後方では地元の方が畑を耕作されているようでした。この時期はオクラや里芋を作っているのだとか。

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【α7sLA-EA3+SAL70300ZA, f11 1/800, ISO100, 100mm
オクラの花と松山掩体壕

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/3200,  ISO100, 50mm
入り口に掲げられた「掩体壕」の札。

松山における掩体壕の保存の動きは戦後積極的には取られてこられなかったようですが、2015年の春に発足した「松山の掩体を考える会」の活動により、市議会で調査費を含めた補正予算が組まれたりもしているようです。

当時兵役に務めていた方いわく、掩体壕は「空に散っていった人たちの墓標」とも呼べるものなんだそうです。市内に現存する掩体壕も数えるばかりのようですが、なんとか史跡として保存されたらいいなぁと、個人的にも思いました。


そんなこんなで、仕事ついでに思い立って周ってきた紫電改の軌跡を追う旅。当初の目的以上に、飛行機のメカニックの部分や当時の歴史的背景、搭乗者のエピソードなど多岐に渡って知ることが出来、個人的には非常に有意義なものとなりました。

ネットでみるだけでなく、現地に赴いて過去のものに触れるという行動は、どうやら大きな財産になりそうです。




 

紫電改の軌跡を追って ⑤ 「紫電改展示館」のマキ

紫電改の軌跡を追う今回の旅。それ程造詣の深くなかったレシプロ機に興味を持つようになったのは、「紫電改のマキ」の単行本を購読したことが大きなきかっけでした。そういうわけで、せっかくなので館内の係員さんにお願いして、スペースを頂いて記念撮影もさせてもらっちゃいました。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/40,  ISO200, 50mm

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【α7sLA-EA3+SAL70300, f4.5 1/100, ISO100, 70mm、CPL filter
初のイベント原型で製作したのが「紫電改のマキ」より"羽衣マキ"ちゃんだったわけですが、当時はまさか本物の紫電改の前まで持ち込むことになるとは思ってもみなかったなぁ。

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【α7s+CM-LM-ENokton 50mm  F1.1 VM,  1/400,  ISO200, 50mm
展示館には残念ながら、2017年現在のところ「紫電改のマキ」関連のものは一切ありませんが、紫電改大好きの係員さんはやはり同作品をご存知のようでした。

現存の紫電改は3機。ウチのマキちゃんも、版元様にお嫁に出した2体に加えてようやく自分用に手元に残せるようになった最新作の3体目。撮影させてもらいながら、感無量でした。今度はみやびちゃんを作って零戦に会いに行くか、それともお蛍さんを製作して飛燕を見にいくか!?

そんなところで、全六回の紫電改レポート。展示館を訪れて帰ってからも色々調べてみて、紫電改のもつヒーロー然とした"すぺしゃる"な佇まいを改めて感じ、なるほど創作物の主人公機にふさわしい機体であるところを再確認することが出来ました。ほくほくした気持ちで展示館を後に、あわててバス停まで引き返し(注: 極端に本数が少ない)一路松山方面まで戻るのでした。



次回 、単行本を片手に回ってきた分がもう一回だけ続きます。



 

紫電改の軌跡を追って ④ 内部パーツ他

紫電改展示館のレポート記事、第四弾です。今回は紫電改から取り出された状態の展示部品他を見ていきます。

■ 紫電改 内部パーツ
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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f3.5, 1/40, ISO100, 19(28)mm
被弾時に対して最新の対処のなされていた紫電改。この炭酸ガスボンベは、自動消火装置として使用されいた模様。

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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/100, ISO100, 19(28)mm
三式空一号無線 電話機
通信関係の改良による編隊空戦の本格的実践投入が紫電改の特徴の一つの様ですが、調べてみると無線の機械の改良よりもエンジン電気系統のアースの取り方の修正が、大きな効果をもたらした、ということかな。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f2.8 1/50, ISO100, 35mm、CPL filter
空戦フラップ発信機
メインの水銀柱のパーツが画角外になっちゃいましたが、これらの部品で自動空戦フラップを組み込んでいたという分け。おそらく海底ではバーツの一部は散らばっていたのだと思いますが、よくこんなの集めたなぁ。ダイバーは、やはり事前に紫電改の構造について勉強し、専門化と連携して回収したんでしょうかね。

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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.2, 1/100, ISO100, 35(52)mm
「金具の一部」となっていますが、これは多分薬莢でしょうか。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f2.8 1/160, ISO100, 30mm, CPL filter
エンジンは「発動機(モーター)」。発電機(ジェネレーター)は電力への変換装置。さっきの無線機とかの電力も、これで取ってたんでしょうか。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f2.8 1/160, ISO100, 30mm, CPL filter
うーん。どこに設置されているパーツか調べても分からん。紫電改コクピットの左側面に集中しているレバー群の一つ、なんかなぁ…。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f2.8 1/160, ISO100, 30mm, CPL filter
二次大戦時の日本軍戦闘機って、エンジン始動は「エナーシャ(イナーシャ)」とかいう手動の慣性起動機か、始動車というのを使うケースが多かったみたい。調べた限りでは、どうも局地戦闘用の紫電改は、スクランブル(緊急)発進の必要もあったのでバッテリーも積んでるということみたい。

■ 紫電改 関連資料
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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f8, 1/20, ISO200, 35(52)mm
零戦・紫電改のパイロットで2017年現在も存命の当時の生き証人、笠井さんのマフラー。今年はハセガワから1/48 紫電改 笠井機も発売されました。マフラーは隊員達が通っていた松山の食堂のおかみさんの発案で用意されたものということで、笠井さんが所属する隊4名には一番機を駆る杉田上飛曹の座右の銘であった「ニッコリ笑へば 必ず墜す」の刺繍が施されていたということです。他隊員の戦死により、刺繍ありで残っているマフラーはこの一枚のみ。

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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f8, 1/20, ISO200, 28(42)mm
ニッコリ笑えば~の文言に乗せられた、当時の戦争の最前線に立っていた一人の人の心中がどのようなものであったか。紫電改展示館を訪れて、この一文に考えさせられる人も多いようです。「ニッコリ笑う」のは、今まさに体感しているこの死線の先に、潜り抜けて生をなんとか手に入れることが出来た未来を先取りしておくとかそういう心持ちなんだろうか。それで戦死してしまっても、笑うことすら出来なかった後悔くらいは帳消しになる、とか。

■ 343航空隊 情景模型
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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f8, 1/20, ISO200, 28(42)mm
紫電改の実機に加えて、展示館で目を引くのが見事に再現された343航空隊の松山基地ジオラマ。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f5 1/30, ISO200, 16mm, CPL filter
ジオラマタイトルとして「新選組群像」と名打たれています。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f8 1/30, ISO400, 16mm, CPL filter
機体の一つ一つは言わずもがななんですが、地面の芝生や掩体壕のコンクリ感もすごくリアル。二重ストライプの機体は菅野隊長機みたいですね。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f8 1/30, ISO400, 16mm, CPL filter
長大なジオラマなんで広角でも撮ってもいいし、標準で場面を切り取っても楽しめるレイアウトで組まれていました。これは寄贈品ということらしいですが、何人で製作したんでしょ?この他にも、実機紫電改の後側で、作り込まれた1/20紫電改も展示されているので必見です。

■ おみやげコーナー
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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f8 1/25, ISO400, 16mm, CPL filter
紫電改展示館では、関連グッズのお土産もかなり多彩でした。個人的には、紫電改づくしのプラモデルコーナーに驚きましたが、零戦が展示されている靖国の遊就館でも零戦のプラモデルが販売されているようなので、こういうのは結構一般的みたい。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f8 1/25, ISO400, 16mm, CPL filter
おみやげ品は衣類の他、食料品も。「火垂るの墓」仕様の復刻版サクマドロップの販売も。缶に水を入れて、「味がいっぱいするー」のお菓子ですね。

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【α7sLA-EA3SAL1635ZA, f2.8 1/30, ISO400, 16mm, CPL filter
今回おみやげに選んだのはこれ、「紫電改せんべい」。記念にクリアファイルも購入しました。せんべいはまだ試していないんだけど、食べた後でまた感想を追記することとしましょう。

今回は訪問時間が1時間とかなり限定されていたので館内展示を心行くまで観覧することは出来ませんでしたが、展示物はまだまだ沢山ありかなり濃い内容でした。好きな人なら長時間居ても飽きないのではないでしょうか。撮影やBlogへの掲示が認められていないようですが、漫画「紫電改のタカ」を執筆された ちばてつや先生寄贈の色紙なども見ることが出来ました。

次回は、紫電改展示館で記念撮影してきた分をお送りします。





 

紫電改の軌跡を追って ③ 紫電改 各部観察


 紫電改展示館からの観覧の続きより、今回の記事では各部のUP写真を掲載。折角の機会だし、何かと今後の資料としても役立ちそうなので望遠を中心に撮影してみました。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/100, ISO400, 160mm

機体前部 プロペラ


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/60, ISO400, 200mm

プロペラの後ろに見えるのは、2000馬力(零戦の二倍!)の動力を生み出す誉エンジン。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/40, ISO400, 135(202)mm

零戦の栄エンジンベースに開発された、誉エンジン製作の技術者の苦労と試行錯誤も調べていて非常に興味深かった。堀越二郎より10も若い若干27歳の設計者が、世界的にも評価の高い発動機を生み出していたことを知り、なんかもう技術向上への貪欲さにひれ伏す心持ち。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/40, ISO400, 210(315)mm

カウリング後方に伸びるエンジン排気管

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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/60, ISO400, 150mm

機体側面に配置される排気管は、量産型の紫電改では連なった形で配置。ロケット効果で少しでも推力の向上に繋がるんだとか。レシプロ機に興味が無かったときはなんとも思わなかったけど、紫電改ってこの排気管の形状とメタリックの質感も、デザイン上のアクセントになってていいなぁ。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/125, ISO400, 230(345)mm

防弾仕様の風防と、コクピット内の四式射爆照準器1型。調べてみましたが、サングラス板のレールの形状を見てると、これは1型でも後期型なのかな。左横のダイヤルは、なんだろ? 照準器全体の昇降調節?


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5.6 1/400, ISO400, 230mm


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5 1/125, ISO400, 110(165)mm

風防後部のひび割れ。機体は、最低限の補修をしつつもご遺族の意向でなるべく当時のままを心がけて復元に当たっているのだそうです。現存3機の中でも、一度海中に沈んだ経緯も含めて日本にただ一機残された本機には、なんだかとても特別な感じがします。


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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/80, ISO100, 35(52)mm

主翼下面のハードポイント(兵装支持架)。ハードポイントにも前後期の二タイプあるとかで、こっちは多分前期型みたい。そういえば、ハードポイントという用語はVガンで始めて知ったんでした。


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9920mm機関砲。両翼合わせて4門。実機の兵装とかは、あんまりよく分からないけど米軍への機体空輸の際、未兵装全速の紫電改にF4Uが追いつけなかった話はなんか好き。戦闘機を辞めて、ひこーきになったんやなって感じがして。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5 1/40, ISO400, 120(180)mm

主脚 脚柱

収納時は、アクチュエーターがくの字に折り曲げられるごく一般的なタイプなんだそうです。


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5 1/40, ISO400, 90(135)mm

元々水上機を得意としていたメーカーの川西は、逆にこの折りたたみ機構を備えた脚部の設計には苦労してるみたいで、紫電から紫電改へのアップデートでもこの辺も課題としながら結局強度不足の問題が残っていたようです。実機を目にして、確かに「こんなんで大丈夫なの?」という印象は持ちましたが…。


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【α7s+LA-EA3SAL70300G, f1.8 1/60, ISO400, 32(48)mm

主脚 カバー


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【α7sLA-EA3SAL70300G, f5 1/40, ISO400, 150(225)mm

主脚 タイヤ


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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/100, ISO100, 35(52)mm

主翼と自動空戦フラップ(フラップがあんまり見えてないけど)

 フラップは基本的には安定した離着陸のための装置。小型の飛行機では後縁に設けられる。一部の熟練パイロットはこれを空戦でも使用して高度な機体制御を行っていた。この技術を経験の浅いパイロットでも使えるように工夫されたのが「自動空戦フラップ」とのこと。川西製の機体では水銀を利用したセンサーによってフラップのコントロールを実現しているそうで、ON/OFFの切り替えも可能とのこと。ベテランは、敢えて切っている者もいたというところが、ちょっと燃える。もっとも、初期に導入された分は水銀が錆びることでちゃんと作動しない場合もあったみたい。


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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/200, ISO100, 35(52)mm

尾翼


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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/100, ISO100, 35(52)mm

尾翼


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NEX-6MC-11sigma18-35 F1.8, f2.8, 1/100, ISO100, 24(36)mm

垂直尾翼

 こちらにも前・後の二つの型があるようですが、前に伸びて若干幅広で面積が増えてるのが後期型。どうもこっちは、前期型っぽい。「紫電改のマキ」の羽衣マキ搭乗の機体と、同じ型だったんだなぁ。


 細部を見て回って、帰って調べてみて…。「メカ」としての紫電改の、その開発のエピソードや盛り込まれたアイデアなんかを知ると、シルエットを見て漠然とかっこいいなぁと感じていた段階からより踏み込んで魅力的に見えてきました。

 

4回目の次回は、回収された紫電改の内部パーツ他、館内の資料展示を見てきた分を掲載します。