お仕事2日目の東京滞在を終え、ギリギリで間に合うプランで大阪へ。今回の夏旅の直前に更新した三国花火の記事でも記述したとおり、今夏2回目の花火撮影に臨みました。今回はしょーもないミスを防ぐために設定をしっかりと確認。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f4.5, 1/800, ISO800, 26mm】
阪急梅田より、すでに見物客で混み出している宝塚線に乗車して曽根駅で下車。梅田からだと、池田に向かう急行列車は満車。曽根駅に停車する普通列車も混み合いますが、いくらかはマシでした。駅からは自転車を飛ばして、マジックアワーの直前に滑り込み。猪名川花火の初見物のため、大阪空港南を流れる千里川土手にやってきました。
事前の情報では千里川は横に広いので、場所取りも比較的容易とのこと。実際、土手の北側にある空港敷地を隔てる柵の低い場所に三脚を立てることが出来ました。実はこの位置からでは花火撮影に適していないということも知らず…。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f4, 1/800, ISO800, 16mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/100, ISO800, 280(420)mm】
ランディングの瞬間、周りから連射の音がたくさん聞こえてきます。過去に撮影された方の記事を読んでいると、望遠も300mm位で大丈夫そうに思えましたが、機体を大きく写すにはそれ以上の距離が必要になるケースが多かったです。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/100, ISO800, 280(420)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/100, ISO3200, 230(345)mm】
日が暮れて、辺りも少しずつ暗やんできました。これは、主翼の先端が垂直に立つ「ウイングレット」の形状を採っているみたいなので、ボーイング737-800ということになるんでしょうかね。
このシチュエーション、東京FMの「ジェットストリーム」を思い起こさせます。実際にラジオで聞いたことはありませんが、家に飾られてあった親のCDコレクションの中、夕日に飛行するジャンボジェットを写したジャケットが記憶の中に刷り込まれているため、個人的にはジェットストリームと言えばマジックアワーを含めた時間帯が想起されます。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/250, ISO6400, 135 mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/100, ISO6400, 250(375)mm】
APS-Cモードで焦点距離を稼ぎながら現場で対応していますが、こういう状況が出てくると高画素機も使ってみたくなります。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/100, ISO6400, 230(345)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5, 1/50, ISO6400, 100(150)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5, 1/50, ISO6400, 100(150)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f6.3, 1/2, ISO800, 300(450)mm】
花火が始まりました。土手の北側で待機していましたが、まず飛行機がやってきません。どうがんばっても撮れそうにないので、途中からメイン滑走路近辺の方まで土手をな南下することにしました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f6.3, 1/2, ISO6400, 300(450)mm】
花火は既に始まっているものの、なんとか開いている場所を確保し直すことに成功。帰り際に知りましたが、撮り慣れているカメラマンの方はかなり大きな脚立を持ち込んで土手南方の方で柵越しにセッティングされていたんですねぇ。皆さん三脚も、本格的なものを並べられていました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f6.3, 1, ISO400, 200(300)mm】
実際に撮影に臨んでみると、これまで経験してきた花火撮影とはかなり別物のような気がしました。現場で初めて知りましたが、旅客機が停止していることがほとんどないため、車体を止めながら花火も花火らしくみえるギリギリの設定をその場で試行錯誤しなければならず、終始緊張感のある撮影でした。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f6.3, 1/40, ISO6400, 200(300)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/13, ISO1000, 300(450)mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f8, 1/50, ISO6400, 300mm】
花火も終了したところで、せっかくなので滑走路を離発着する夜のジャンボの撮影にも少しトライしてみました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/15, ISO5000, 230(345)mm】
ところで先のJETストリームの話、深夜放送の番組ですから多くの視聴者は真夜中に浮かぶ飛行機の様子を想像されるのでしょうか。城達也さんの「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時…」のナレーションは、子供の頃の自分にも素敵だなぁと感じさせるものでした。きっと、世代を越えて感化し得るものを内包しているのでしょう。
ナレーションの声に乗せてバックでかかっている、ゆったりとしたこのテーマ曲は、1964年ボビー・ヴィントンの「Mr. Lonely」。ベトナム戦争の頃の反戦歌なんだそうです。
「That’s why
I’m lonely, I’m Mr. Lonely.
I
wish that I could go back home.」
夏の旅も終盤。待っている人は誰も居ないけど、それでもそろそろ家に帰りたくなってきました。
次回、夏旅6日目
最終日。少しだけ神戸に寄って帰路に着きます。
関東への来訪4日目。出張仕事を終えて、夜から撮影に出かけることに。都心の夜撮影は毎回の出張前にもとりあえずリサーチするものの、意外と何を撮影したものか悩みどころ。
そういえば、いつもワンフェスやトレフェスの終了後にディーラーの皆さんがお台場にガンダム見物に行ってたっけ…と思い出し、向かうことに。イベントの後は翌日仕事だから今まで結局見る機会がなかったんね。
■
U.C. –The Unicorn at Divercity -
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5, 1/30, ISO100, 110mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/30, ISO100, 150mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5, 1/25, ISO100, 185mm,Snow cross filter】
過去に見た、ファーストガンダムの立像と比べて圧倒的に情報量の増えた面構成に、複雑な変形ギミックとキレッキレのシャープな造形。頭部だけかと思ったら、一応ショルダーアーマーまで展開するのね。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f6.3, 1/15, ISO400, 16mm】
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f6.3, 1/15, ISO400, 16mm】
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f2.8, 1/60, ISO400, 28mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f4.5, 1/400, ISO400, 70mm,Snow cross filter】
時限で、Unicorn ⇔
Destroy modeへの変形・発光のイベントが。覚醒版の緑のユニコーンも拝むことが出来ました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/400, ISO400, 230mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f4.5, 1/125, ISO400, 70mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f4.5, 1/125, ISO400, 70mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5, 1/125, ISO100, 100mm,Snow cross filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f11, 1/50, ISO400, 130mm】
「From “ANAHEIM”」
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f2.8, 1/30, ISO400, 16mm】
商業施設 Diver City Tokyoの壁面に映し出される、ガンダム関連の映像。少し上の世代向けに「翔べ!ガンダム」の曲と共にファーストガンダムとのコラボレーションを映し出すものもありましたが、私的にはやはり、ユニコーン本編の名シーンに乗せたダイジェスト映像がグッときました。ユニコーンは映像とストーリーは元より、澤野弘之氏が手掛ける楽曲が素晴らしかったのを改めて振り返っていました。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f2.8, 1/30, ISO400, 20mm】
2015年にGBWC向けにPGユニコーンガンダムを製作している折にサントラをヘビーローテーションでかなり聴き込みましたが、私的BEST3は次の通り。
3位:UNICORN
定番ですが、UNICORNの世界観を雄大に表現している曲目。
2位:UX0→RX0
重苦しい序盤の曲調が一転、中盤からの「打開と希望」を感じさせる頼もしいメロディーに鼓舞されます。第二の父とも呼ぶべき敵方の軍人”ジンネマン”との交流の中で、一段と成長した主人公”バナージ・リンクス”。Episode 4 「重力の井戸の底で」で戦禍を止める為にユニコーンガンダムに乗り込み、上空からローンチするシーンは前後の流れも含めて個人的にも最も感動する場面の一つですが、劇伴で流れる「RX0」の曲調がその高まりに大事な役割を果たしているのは、ファンなら言わずもがな、でしょう。
1位:RE:I AM
Episode6 「宇宙と地球と(そらとほしと)」主題歌。説明不要。リンクは、地上波アニメ版Episode18より。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f11, 1/50, ISO400, 110mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f11, 1/50, ISO400, 110mm,Snow cross filter】
この日の晩ごはんは、せっかくなので「坊やだからさ」ごっこ。
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Super Takumar 50mm F1.4 (8 elements), 1/250, ISO400, 50mm】
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Super Takumar 50mm F1.4 (8 elements), 1/40, ISO400, 50mm】
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Super Takumar 50mm F1.4 (8 elements), 1/125, ISO400, 50mm】
4日目は、晩御飯の釜焼きピザが、おいしゅうございました。
2日目の仕事を終えたら、急いで新幹線に飛び乗って次の撮影現場へ。
次回 夏旅5日目は、大阪での撮影分を紹介します。
夏旅3日目の行程は、横須賀 田浦を後にして続いて埼玉県は小江戸 川越に。昼間の内の到着予定でしたが、予定外に神社にて滞在時間が伸びてしまいましたので、夕方を過ぎての到着となりました。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f8, 1/30, ISO100, 16mm, CPL filter】
川越のランドマーク、「時の鐘」。
以前川越にやってきたのは2016年の8月(夏旅2016 埼玉編 –小江戸川越を行く-)。ちょうど同じくらいに夏の暑い盛りの時期でした。この時は残念ながら改装工事中でしたが、今回はその外観を見物することが出来ました。旅行の計画段階では当日は雨でしたが、途中で好天の予報に切り替わったと思ったのも束の間、やっぱりぐずついた天気となってしまいました。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f2.8, 1/100, ISO100, 17mm, CPL filter】
そして再訪の氷川神社。ここで毎年夏に開催されている「縁むすび風鈴」の撮影を今回もトライ。ちなみに川越の街は、自転車でもそこそこ走りやすかったです。
以前訪れた時の撮影データを見返していると、当時はまだAPS-Cオンリーで初めて35mm(換算52.5) F1.8の明るめのレンズを使い始めたばかりだったんですねぇ。
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Modified Pentacon AV 80mm F2.8, 1/250, ISO800, 80mm】
一方で、玉ボケが上手く撮影出来なくて課題として残ってしまったのでした。そんなわけで、今回は玉ボケと合わせた風鈴の写真を重点的に撮ってみることにしたのでした。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f2.8, 1/50, ISO100, 26mm, CPL filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/50, ISO1600, 150mm】
夕方には混雑していた風鈴回廊ですが、雨降りのおかげで撮影しやすい環境が出来上がっていました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f10, 1/30, ISO1600, 75mm】
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f4.5, 1/8, ISO1600, 17mm, CPL filter】
絵馬回廊より。過去に撮影した時は、三脚を使用したセッティング無しには中々撮れなかった場所ですが、今回は手持ちで。
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f4.5, 1/13, ISO400, 24mm, CPL filter】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f10, 1/20, ISO800, 160mm】
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Modified Pentacon AV 80mm F2.8, 1/30, ISO800, 80mm】
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Modified Pentacon AV 80mm F2.8, 1/20, ISO800, 80mm】
そういえば、雨粒と風鈴を撮影するのは今回が初めてでした。
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Modified Pentacon AV 80mm F2.8, 1/30, ISO400, 80mm】
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f11, 1.3, ISO800, 100mm】
夜の部のメインイベントの一つ、「光の川」より。前回撮影時は、ソフトフィルターを使用しながら、緩い撮影結果をごまかして現像しましたが、これに対するリベンジということで現行出来る範囲で設定を追い込んでみました。
【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70300G, f5.6, 1/2, ISO800, 130mm】
【α7Ⅲ+M42-E mount adaptor + Modified Pentacon AV 80mm F2.8, 1/80, ISO1600, 80mm】
【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL1635Z, f4.5, 1/100, ISO1600, 35mm, CPL filter】
涼やかな音色と共に、日本の夏を堪能出来るこの催し。関東では川崎大使の風鈴市もありますが、期間が短いのが残念。東京駅八重洲口でも沢山の風鈴が飾られることがありますが、今年は開催されていないようでした。やはり安定して長期間、風鈴のある風景を見られるのは川越の強味でしょうか。今年は9/9(日)まで開催されているようなので、機会の作れる方は是非行ってみることをオススメします。
そんなこんなで翌日のお仕事のために川越を後にし、一路夜の電車に揺られて都心へと向かうのでした。
次回、夏旅4日目。 「U.C.」