岩屋のホタル


吉野地区でのホタル撮影が楽しかったので、他に行けそうなホタルポイントを調査。一乗谷の「あさくら水の駅」 も候補だったけど、ちょっとタイミングが合わず。

春に訪れた勝山はどうだろうと調べてみると、さすが山に囲まれる地域に合って市街地でも相当数のホタルが拝めるらしい…。ヒメボタルも生息する地域もあるとのことで、行ってみることにしました。

katuyama hotaru 01
6/18 晴れ
この日は福井各地で蛍の観察会も開かれていたようですが、午前仕事、午後から掃除洗濯を終えていざ、蛍狩りへ。乗客も少ないえち鉄勝山線に揺られて、小舟渡(こぶなと、と読む)駅で下車。橋脚からみる九頭竜川は、良く晴れた日だと綺麗な夕空が映りそう。

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駅で見かけた掲示。県内山のあるところはツキノワグマが棲んでるし、事前のクマ出没情報の調査でも蛍狩り当日の一週間内に北郷で目撃報告がされているので、万が一を想定してまぁ一応、それなりの対策を立てて目的地へ。


katuyama hotaru 04
< NEX6 +SEL55210, f/5, 82mm, ISO400, 30秒, FOGGY (A)使用>
現地に到着したのは、20:20頃。県道112号線から岩屋川下流方向を望んで。橋に差し掛かかり、生い茂る川草の上を放物線を描いて飛び交うおびただしい光の軌跡を見て、思わず声が出てしまいました。 まさに、ホタルの海。つい一週間ほど前に生まれて初めて見た吉野のホタルの大群だったけど、早々に更新されてしまった。

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地元ではないので、これが最盛期かどうかは分から無いのだけど、明合成無しでも相当数が映り込んで来ました。こんなに数がいるのに同調して明滅するんだから、ホタルってすごい。

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112号線の橋を一つ下ると、歩行者橋が架けられています。この橋を挟んで下流にも蛍がたくさん舞っていました。九頭竜川の合流地点でもホタルの大群が見られるようですが、徒歩で観察・撮影に行ってるので見たくても今回は見られず仕舞いでした。

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< NEX6+SELP1650, f/2.8, 16mm, ISO400, 30sec、ND8 角形ハーフフィルター使用>
歩行者専用橋を下って土手から東を向いて。この日は満月に近く、空がかなり明るめ。撮影条件は、ちょっと厳しめ。現像でなんとかしてみようと思ったけど、ホタルの光と川草とのコントラストに差が付きにくい…。

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橋から川を見下ろして。

katuyama hotaru 08
< NEX6+SELP1650, f/2.8, 27mm,  ISO400, 30秒>
橋の真上から覗き込むようなアングルも狙えるので、鑑賞にも撮影にも好立地。
徒歩と電車での移動だったので、小舟渡駅の最終に間に合うようにこの日は撤収。

iwaya river top
< NEX6+ SEL16F28+VCL-ECF, f/5, ISO400, 30秒, 比較明合成5枚>
北郷町上野の方もホタルが綺麗ということで、前回時間的に回れなかったので後日改めて訪問。
橋を挟んで山側へ向かって撮影。川近くに木が茂ってるので、ホタルの飛翔に高さがありました。

2016 himebotaru
< NEX6+SEL16F28+VCL-ECU2, f/3.5、16mm ISO1600,  30秒, 比較明合成8枚>
上の撮影ポイントをさらに北上して、岩屋の林道へ。
機会のある内に、なんとかヒメボタルも見てみたいということで現地へ。

到着すると既に地元の方が来られており、撮影に向いたポイントなどを親切に教えてくださいました。短い間隔で光るヒメボタルは、地域によってはゲンジボタルより遅い時間帯から飛び出すようですが、岩屋の辺りでは20:00頃からでも見られる様子で、10分間隔で明滅と休止を繰り返すそうです。林中、複数の群れが層をなして飛んでいるのだとか。

さすがに土地勘のあるカメラマンは、熊鈴をつけて林の中に分け入ってたようですが、暗くって足元も覚束ないので林道脇から撮影を行ってみることにしました。

2016 himenbotaru 02
< NEX6+SEL16F28+VCL-ECF, f/3.5、ISO1600,  30秒, 比較明合成3枚>
ゲンジやヘイケより、ヒメボタルの撮影は数段難しいと聞きますが、ノイズが出るのであまり使ってなかったISO1600まで引き上げてなんとか撮影。やっぱり、明るいレンズも用意しないと厳しかったみたい。

金の絨毯なんて呼ばれるような絵を撮りたい場合は、暮れる前から現地入りしてピント合わせなども済ませて何百枚と撮らないといけないのだなぁ…。色々勉強になった。

勝山ではヒメボタルはまだレッドデータにも載っていないようで、自然に囲まれた環境の中で林中を遊ぶ妖精を間近に眺めることが出来るようです。他種のホタル以上に光に弱くデリケートということで、生態と鑑賞のマナーをよく勉強してから、見に行かれるといいかも。
 
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