前回からの記事に引き続いて、プラホビーコンテスト1日目に拝見した力作の数々を載せて行きます。残るジャンル「キャラクター物」からは種類もかなり多岐に渡るところですので、順に細目を設けて付して行きます。
ディフォルメFAユニコーンプランB
HGとBBシリーズのミキシングで製作されたそうです。SDは、ビルドダイバーズで「SD使い」なんて呼び方も見られますが、足長のバランスでもSDを称する流れが大分浸透してきた感がありますね。
クロスボーンガンダムX1
素立ちに拘って製作とのこと。エッジの効いた仕上がりにも細部へのコダワリが見て取れます。
Ez-SR-MAXIMA
ガンダム バエル
ヤクトドーガ
イフリートシュナイド
プロトドム改(ナターリア機)
ドムを愛する「ドム座」の福井支部担当の製作者様より。会場でのお声かけ、ありがとうございました。
ギャンの間
作品の大きさ制限をフルに使ったGYAN オールスターズ。北宋の壺を一緒に飾るこのセンス。これ、森永のおまけのやつかな?
BARBATOS LEX
MGシリーズのミキシングと電飾好きの製作者様より、今回の出展はクアンタ仕様のバルバトス。
ダブルオーシャドウダイバー
大きな改造は控えつつ、それでもガラッとイメージを変わるこちらの作品。隠密仕様だそうです。
紅零斗丸 くれないぐれいとまる
武者○伝より、ぐれいとまるの ニュースタイルver.
ガンダムF91
ジムスナイパーUC0096
ZGMF-X42S ディステニー
タイトルは、作品カードの文面のまま。RGデスティニーのフレームを加工して、これでもかと電飾加工した力作。背面のスラスターまで手を入れるコダワリようでした。同作者さまは下で掲載しているアンドロメダも手掛けていますが、こちらも会場を大きく涌かせていました。
THE ORIGIN「シャア専用ザクⅡ」
アトラスガンダム
立体的な波・水しぶきが効果的に表現されたジオラマ作品。アトラス本体の製作もかなり気合が入っていました。
フォーエバーガンダム Mk-Ⅲ X(カイ)
デルタガンダム ライトバースト
オラデルタガンダム2機の出展。1/144デルタシリーズは自分もいっぱい作りましたが、デコレートしやすくてベース機体として一押しです。変形状態も是非見たかったですね。
Zヴァルキリー
Zシリーズと言ったら、ガウォーク形態で遊ぶのは定番なところですよね。「飛躍」的増強機体というところで、MS/WRモードの写真も一緒に添えられていて見応えがありました。
MS-09Ⅱ3 DOWAGE-Ⅲ
蒼牙 / 鬼椿
なんとなくガンダムシリーズの機体だねと分かるようなミキシングでは無い、非常に独特のバランスで構成された作品。本コンテストで出会ったガンプラ関連の作品では、これが一番
感銘を受けました。
ゼ・ズール
ゼータプラス
旧ザク
ザクスナイパー & フライングユニット
プラ板不使用。全てガンプラのパーツより製作されたそうです。2018 オラザク出場予定だそうで、上位を狙う層にとっては早くもハードルを上げてきている感があります。
装甲機兵グリムズ
いわゆる、あの、「むせる」仕様
ガンダムアメイジングブラックウォーリア
GBFバトルローグ登場の機体を再現。そういえば、本コンテストでは塗装してあることが出品条件となっているようですが、こういった商品化されていないカラーバリエーション機体が見れるのもいいですね。
ランドマンロディ
GM/GM
V2ガンダム
マロンディ~V2まで、三作とも同一作者。どれも丁寧な工作が光る作風でした。
MS-06R-2 ロバートギリアム専用ザクⅡ
ガンダムスローネ アイ/ ツヴァイ/ ドライ
複数人で揃えるスローネシリーズ。 ドライは電飾も仕込まれているようです。スローネアインだけ製作したことが無いのですが、改めて良さを感じました。新規造形の肩関節の処理なんか、非常に参考になるところではいでしょうか。
ZZガンダム(旧キット)
現代風の塗りにそつのない仕上がりでてっきりMGかと思いきや、70%以上が旧キットベースの労作なんだそうです。なぜ、モデラーは、苦労したがるのか。
ユニコーンガンダム(デストロイモード)
会場でも随一の大物作品。例年のプラホビーコンテストだと、これが何体も並んでいる印象があるのですが、当日はこちらの一体だけでした。
キュベレイ・ラ・ハマーン
蝶から白鳥へのイメージで従来型のキュベレイをハマーン様専用にチューンした機体とのこと。以下に続くFAガンダムとガンキャノンと合わせて、会場でもトップレベルの風格を漂わせる作品だったと思います。
RX78-2 ガンダム フルアーム DE フルバーニアン
ア・バオアクー最終決戦仕様のオリジナル機体。 大火力メガ粒子砲の迫力に加えて、コトブキヤ製のパーツの使い方も見事でした。
RX77-2 ガンキャノン(ア・バオアクー仕様)
Hero of the Galaxy
父娘お二人で製作されたそうで、娘さんが手掛けられた同名の小説作品も添えられていました。こういった親子が楽しんでいる様子が良く伝わってくる作品は、プラホビーコンテストでの評価は高いですね。
ロバートギリアム機
HGUCシリーズからR2とF2のニコイチで製作されたそうです。緑よりかは少し紫にふった青で塗装されていましたが、個人的には野暮ったい印象の強かったギリアム機の設定色をスミ入れに使う色の選定も含めて上手くまとめられているなぁと感じました。
パワードGM 他
イフリート改 他
「暑い!」ひんやりくーラーがほしい!
小学生9歳の作品。お父さんと一緒に作ったそうです。冷や汗を掻いているプチカプルの表情がかわいい。
サザビー “Ver.Ka”
V2アサルトバスターガンダム
MGと旧キットのミキシングで製作されたアサルトバスター。
STAND UP! STAND UP!
ガンダムエクシア
PGでも発売になったエクシア。パールを載せた装甲面が非常に綺麗でした。管理人も大好きなダブルオーシリーズは、続編の発表もあったところで新作キットの展開も気になります。
■ キャラクターモデル: ロボット
パシフィック・リム ブレーサー・フェニックス
ウェザリングのみで仕上げられたそうです。 台座から大音量でBGMが流れていましたが、BTで操作してたのかな?
RF-Ex11 ドラゴニュート
FA アルジェ=グラディア
アーバレスト
黒スザク
イングラム二号機
関節部をイングラム旧キット改造でおなじみのティッシュ仕様に変更。ポージングも太田機っぽさを良く捉えています。旧キットも改めてみると意外と出来がいいですね。
■
キャラクター:美少女メカ
静岡ホビーショーを取材した、静岡新聞の記事でも記憶に新しいところですが、コトブキヤさんのアクティビティの高さを始めとして各社新作のリリースが進むこちらのジャンルについても今回撮影してみました。
V.F.G カイロス アオシマ VFGジークフリード改造
ASURA斬魔伝
轟雷 初夏の夕涼み
FAガール イノセンティア「ミァ」
デメキン・スーちゃん?
たたかうメイドバーゼ
高機動型バーゼラルド
バーゼラルド・ダークネス スコーピオ
デメキンのスーちゃんからバーゼバリエーションは全て同一作者様の作品。昨秋、大阪南港で開かれた「モデラーズフェスティバル」でお見かけした個人的に気になるモデラーさんがこちらにも遠征されていました。製作の裏話を聞けたり作品を一緒に記念撮影させてもらったり、今回一番の収穫でした。今回はお留守番でしたが、うちのバーゼとゼルフィカールちゃんともまた是非ご一緒したいところです。
ナイトメア・アーキテクト
西條雛子先輩 初音ミクver.
西條雛子先輩 MIKOジャージver.
倉田亜美 2018夏 日焼けver.
FA:G アーキテクト
V.F.G VF-31J ジークフリード
忍者 with Ninja
V.F.ガール(素体少女)
ファイターは間に合わずとのことでしたが、素体の方はしっかり仕上げられていました。アオシマVFガールの作品は会場内で沢山目にすることが出来ました。開発期間の長さから本当に発売されるのか危ぶんだところですが、後発ながらクオリティの高いものを投入してきたのがよく分かります。
■
キャラクターモデル: SF
A.I.S
アンドロメダ
先のデスティニーガンダムと同じ製作者様より。拡散波動砲の点灯ギミックも。 見学者にボタンを押して楽しんでもらうのは素敵なアイデアでした。
AT-M6
映画のワンシーンより。足元に巻き上がる土煙もバッチリ再現。
人類の飛躍 2001年 ディスカバリー号
2017年末 発売のプラッツ(メビウス)から発売の1/144スケール新作。 1m越えの大迫力の造形に、電飾を組み込んだ大作でした。メビウスは他にもう一つ会場で出展されていました。
爆風邁進!
宇宙戦艦ヤマトより1/1000スケールの大迫力のジオラマ。ガミラス艦艇を破って突き進むイメージでしょうか。福井美術館で開催中の「松本零士展」(2018 6/2~7/8)では長蛇の列が形成される程だったようですが、松本氏の関連作品に対する、ファン熱の根強さが伺えます。
トラブルは続く…
マシーネンよりナッツロッカーのマシントラブルの情景を作り出したジオラマ。役者の多い作品は、見て撮る側にたくさんの楽しみを与えてくれるのが良いですね。
トラフカラッパ
ミキシングビルドで製作された、鉛筆キャップ(!?)。小サイズながら、会場内ではかなりの異彩を放っていました。
起動歩兵
MK44 AMMOKNIGHTS
フライング サブ
プラッツ(メビウス)のスケールキットより。製作者様が小学生の頃、夏休みに楽しんでいた「原子力潜水艦シービュー号」という映像作品からの出展ということでした。コクピットも作り込まれていたのですが、正面のキャノピー側からも撮影するべきでしたね…。
■
キャラクターモデル: ゾイド
ソードグレンオー
ストライクディノニクス
ガンスナイパースラッシュ
上記3作品は同じ作者様から。一日目の閉会近くにようやく設置されているのを見させて頂きましたが、ゾイドは出展数が少なかったです。2018年7月から放送のゾイドワイルドの展開を受けて、来年の盛り上がりを期待したいですね。
ストームソーダ
■キャラクターモデル: フルスクラッチ
ゼルダの伝説 夢をみる島
へボット ネジ屋
上二つの作品は同じ製作者様より。前記事でも触れましたが、レギュレーションではフルスクラッチは評価対象外になってしまいました。残念ながら、企業も一緒になって作り上げる展示会の趣旨から外れる、ということなので「メーカー品を使ってね」ということなのかもしれません。それでもこれらの作品からは「無いから作る」というモデラーの製作動機の源泉を見るようで、「賞もへったくれもなく作りたいものを作ってくる」意気込みが感じられる点で非常にすがすがしさを感じるものでした。
うえきちゃん
アイドルマスター「デレステ」より ルームアイテムの出展で、初フルスクラッチなんだそうです。3年前に会場でお会いしたガンプラモデラーさんが、花を咲かせてしまっていました。
■キャラクターモデル: その他
みのり+F90
ミンメイ
万能スライス盤デッケルFP-01
ファインモールド 大人の社会科見学シリーズより。2010年9月の発売なので随分前のキットですが、改めてファインモールドのマニアックぶりと製作に本気で取り組むモデラーさんの姿勢に脱帽でした。
コンテスト観覧を終えて…
久々に時間を作って参加することが出来た今回のコンテスト。都合初日しか足を運ぶことが叶いませんでしたので、最終的な総作品数(SNS上では700点ほど確認されているようです)など全体を通した正確なレポートは他のモデラーさん等の記事に譲りたいと思います。
一日目における個人的な印象に限るなら、第19・20回と比較してインパクトが弱く、こじんまりしてしまったというのが率直なところでしょうか。巨大なジオラマや量産機が大量に並べられる物量作戦、気合の入りまくったフルスクラッチ作品に大型のPGユニコーンガンダム等がそこかしこに立ち並ぶ様子は、会場内が大変ギラギラしていて「北陸のモデラー、すげぇな!」と驚いたところでした(実際には北陸以外からの遠征作品もあると思いますが)。ただ一方で年々増え続ける作品数と、占有スペースの公平性との折り合いで制限がかかるのも仕方がないところで、運営も苦慮されているのだろうなと。
月並みの締めくくりであれですが、決められたルール内で各人が模索しつつ、来年もさらに盛り上がりを見せるといいですね。最後になりますが、会場でお話し下さったモデラー様、撮影させて頂きました出品者様並びに運営スタッフの方々、誠にありがとうございました。そしてお疲れさまでした!
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撮影した画像データに付きまして、製作者様本人に限りまして気に入って頂けましたらご自由にお使い下さい。
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掲載に不備等ありましたら、修正させて頂けますのでお気軽にお知らせ頂ければ幸いです。画像の取り下げを希望される場合も対応させて頂きます。