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夏惜しむ 永平寺 大燈籠ながし

2014年に一度行ったきりの燈篭ながしですが、久しぶりに撮影に行ってきました。


今回で31回目を迎える、福井は夏の終わりの風物詩。お昼過ぎから戦隊ショーやらお笑いライブにバザーなど、あまり宗教色を感じさせないゆるめのイベント「九頭竜フェスティバル」が開かれ、夜の部からメインイベントである「燈籠ながし」が催されます。灯籠流し、でもなく燈篭流しでもなく、「燈籠ながし」。河川で行われるものとしては夜景遺産の認定も受けている、日本随一の「燈籠ながし」なんだそうです。


toronagashi2018 01 

【α7LA-EA4 + SAL1635Z, f8, 1, ISO1600, 17mm

燈籠ながしは、法要の後19:50からと、割と遅い時間帯から始まります。川中には、流れて来る燈籠の停滞を防ぐために救命胴衣を着けたボランティアの皆さまもスタンバイ。


toronagashi2018 02 

【α7LA-EA3 + SAL70300GZ, f6.3, 1/30, ISO800, 160mm


toronagashi2018 03

【α7LA-EA4 + SAL1635Z, f5, 1/100, ISO100, 35mm

川面ではそれほど風も吹いていない様子でしたが、今回はほとんどが川の向こう岸に沿って流れて行ってしまったため特に序盤は一斉に流れる燈籠の広がりを感じにくかったでしょうか。


toronagashi2018 04

【α7LA-EA3 + SAL70300GZ, f5.6, 1/100, ISO6400, 200mm


toronagashi2018 05

【α7LA-EA3 + SAL70300GZ, f5.6, 1/25, ISO640, 300mm

スケジュールを見ると燈籠は大きく3回に分けて流されているようですが、8:40分の花火打ち上げを直前にしてようやく川にひしめく燈籠の大群を目にすることが出来ました。


toronagashi2018 06

【α7LA-EA3 + SAL70300GZ, f6.3, 1/30, ISO800, 280(420)mm


toronagashi2018 07

【α7LA-EA4 + SAL1635Z, f6.3, 3, ISO200, 30mm

花火の打ち上げも大分遅い時間帯から始まりますが、ほぼスケジュール通りのタイミングで始まりました。始まってからもしばらくの間は燈籠が流れ続けるので、スムーズに行くようにスタッフの皆さんも引き続き待機されています。花火自体はあまり高く打ち上げられませんが、燈籠と合わせるにはちょうどいい感じでした。


そういえば、例年の花火は「北潟湖畔 観月の夕べ」も迫力があって楽しみにしていますが、今年は国体の開催のために中止になったということでちょっと残念です。


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【α7LA-EA4 + SAL1635Z, f4, 4, ISO100, 30mm

前回見物に来た時には気づかなかったのですが、燈籠が流れ切ったところでボランティアの方も分別用の竿と一緒に川の流れに任せてプカプカ浮いた状態で下流の方まで移動されてたんですねぇ。


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【α7LA-EA4 + SAL1635Z, f6.3, 3, ISO200, 30mm, 比較明合成】

4年前にここに訪れた時からは少しでも撮影の技法なども身に着けたところで、燈籠と花火を合わせた撮影にもチャレンジしてみました。こっちは長秒で燈籠の軌跡を捉えたバージョン。

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【α7LA-EA4 + SAL1635Z, -, -, ISO-, 30mm, 比較明合成】

ほんでこっちは、燈籠の流れを止めたバージョン。


流れる燈籠をズームアップして、スローシンクロ撮影にもトライしていますが、こっちの結果はさんざんでした…。撮るたびに、色々課題が出てきますね。


最近は蝉の声も減ってきて、秋の虫の方が増えてきた感じがします。この燈籠の流れと共に着実に次の季節が近づいて来るのを感じる、そんな夜でした。



 
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