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「グラスリップ」の舞台を巡る-EP05 日乃出橋 編-

第五話 「日乃出橋」

Glasslip ep05 (1)
「夕日」を背負った「日乃出」橋。五話舞台のメインともなったこの橋は、古く江戸より廻船文化が栄えた三国の土地が、明治期を迎えて近代化にシフトしていくターニングポイントを記す「生きる軌跡」とも呼べる場所。
駆の登場に際して移り気なイメージも感じさせていたやなぎでしたが、5話本編は茜挿す日乃出橋の上で、彼女の一途なキャラクターがはっきりと描かれていたのが印象的でした。

Glasslip ep05 (20)
傘を差しだす行為にどんな意味があるのか。
 真横から西日を受けた状態では相手の顔は眩しくて判然としない状況が考えられますが、影をつくることで相手をしっかり相手を見据えることが出来る―。淀み無いやなぎの口調と合わせて、相手を真っ直ぐに見て想いを伝える明確な意思が、情緒深く描かれていました。傘下の心理的境界の中で雪哉に対しても意識を集中させることを伺わせる演出は、側を通り過ぎる高校生達の配置によって一層区分された空間の中に二人がいることを見ている側にも注目させるものでした。ベンチでの観戦に所持していたタダの日傘をこういった場面で趣きを与える小道具として転用するあたり、脚本の妙を感じさせます。

さて、ベンチと言えば兼ねてからの情報通り、今回は福井市中心部に程近い「運動公園」も冒頭から登場。グラスリップ舞台でおなじみの三国・Cafe コトノハ・ワタリグラスさんと合わせて聖地巡礼してきましたので、いつものようにレポートしてみたいと思います。


Glasslip ep05 (2)

Glasslip ep05 (3)
眼鏡橋: 橋の欄干とレールの位置関係が合わせられないシーンがありますが、鉄道の上を通る眼鏡橋の特徴を押し出す形の改変なのでしょうか。撮影当日は残念ながら綺麗な夕日を拝める天気ではありませんでしたが、撮影時に全体を暖色系に振ってイメージを合わせてみました。

Glasslip ep05 (12)
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一話の記事でも少し触れましたが、三国の代表的建築物 「眼鏡橋」について。元々ねじりまんぽと呼ばれる構造は、人道の上に鉄道を設ける際に、どうしても斜めの位置関係になることから工夫されたオランダ発の工法みたいです。眼鏡橋の場合は逆に、鉄道が下を通る形のため、非常に貴重なものとされ登録文化財の指定を受けています。

Glasslip ep05 (4)
浜坂前:三国港駅を降りてすぐの坂を上って左手、越前ガニ・甘エビの直売で有名な浜坂さんの裏手になります。2Fでお食事も可。
 御魚処 浜坂鮮魚店: http://392akinai.com/html/hmsk.html
 雪哉のランニングコースは眼鏡橋を三国港駅側に移動したお馴染みの三叉路ですね。
3 .三国港駅: 眼鏡橋を潜るシーンは、えち鉄車輛内から撮影。
4. 三国駅踏切: 線路から撮れるハズもないので、安全の確保できる範囲で。
5. 三国湊きたまえ通り:幸ちゃんの家から。そのままだと合わないので、反転させて流用しています。
6. 汐見公園: ここも案外登場回数多いですねw 今回は望郷の標より更に河口側の場所から撮影しています。


Glasslip ep05 (5)
7. サンセットビーチ: 本格的な夏シーズンを迎えたサンセットビーチから。
8. エッセル突堤:5話登場分は、突堤の中央付近に向けて3/4程進んだ付近。転んじゃうと海水浴するハメになるアングルんもあるので、無理しないように。

Glasslip ep05 (6)
9. 白山神社: 海の波の音も心地よい、白山神社から。結構カット数あります。巡礼で撮影するときは、ちゃんと参拝してから!

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10. えちぜん鉄道車内: グラスリップで登場するえち鉄車輛は、シートの形状や車両前面の形状からMC6101形と思われます。えち鉄は前身の京福鉄道の頃からの引き継ぎ車両以上に、愛知環状鉄道からの払下げ分が主力で12台存在します。その割に枕の付いたタイプのシート車両に出くわす頻度が低いのは、単に運がないだけなんだろうか。

なお、大半の撮影は乗客の少なくなった時間帯に鉄道員の方にお願いして行っています。そういう訳で、車外が暗くなっています。

Glasslip ep05 (16)
2014年8月現在、三国港駅では同駅が背景になったグラスリップポスターも掲示中。
カフェ samasamaでの第一話鑑賞会後の深夜の探訪、実はこちらのベンチでキャプの整理をしてから回ってたりします。

Glasslip ep05 (8)

福井運動公園内施設

 【福井県営体育館】
  福井市内の運動公園に位置する、県内最大の体育館。第23回国民体育大会10周年事業として1978年に建築。2014年5/7で閉鎖。現在、2018年開催の福井国体に向けて建替工事を計画。体育館新設のため、グラスリップ5話のモデルになったこの体育館も解体が予定されているようです。

アクセス  :①福井駅から徒歩小一時間
       ②京福バス 運動公園線 70系統(同守高校経由) のりば⑦
         福井駅前乗車 運動公園北口下車 乗車約10分
      時刻表はこちら http://bus.keifuku.co.jp/rosen/
      のりば確認はこちら http://bus.keifuku.co.jp/rosen/noriba/
※ 71系統(ベル前先回り)でも運動公園北口を通りますが、乗車26分程かかります。

 【陸上競技場】
  1965年築。95年に一度メインスタンドの改修が行われているが、本施設も補助競技場と併せ、2014年工事着工2016年完了の予定で整備されるとのこと。競技会プログラムを見る限り、少なくとも2014年8月までは通常通り使用されていそう。

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県営陸上競技場 内:競技場内の建築は、外野からも階段が設けられているので撮影可能。撮影に訪れた8/3は、ちょうど北陸マスターズ陸上競技選手権大会が開催されており、許可を頂いた上でスタンドに上がることができました。先述の通りこちらも工事予定になってるようなので、巡礼はお早めに。

県営陸上競技場 外: 競技大会開催時には、車両がたくさん停まっていますので撮影に注意。県営体育館や、野球場も本編で描かれています。

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「舞台は生もの」といった話も聞きますが、県営陸上競技場についてもここで育った選手にとっても思い入れのある場所のようで、個人のブログなど拝見していると愛着のある場所であったことが伝わって来ます。せっかくなのでパノラマサイズで画像を上げておきます(クリックで拡大します)。

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毎度お世話になります、Cafe コトノハさんから。5話本編では、カフェカゼミチのマスターこと、白崎 又三郎(CV: 西村 知道)が本格的にセリフを当てられています。なんとも気の良い老紳士なイメージが伝わって来ますが、リアル カフェカゼミチの方でも今回も撮影にご協力頂きました。本当に感謝です。
すでにグラスリップ探訪記事 コトノハ編でも紹介しましたが、本編に出てくるお茶受けは京都 須磨屋で仕入れた「福だるま」。須磨屋さんについても改めて下記に紹介しておきます。
 京菓子・おつまみ 須磨屋: http://www.kyoto-wel.com/shop/S81280/
こちらの福だるまを載せる器も本編とおなじ形状のものがあり、マスターにセッティングして頂きました。重ね重ね、感謝。

Glasslip ep05 (11)
Glasslip ep05 (15)
最後に、おなじみワタリグラスさんから。先日勉強させて頂いた、吹きガラス体験会の作品を受け取るついでに今回も許可を得て撮影をさせて頂きました。一週間ごと、行くたびに変化をみせるショップも訪問の楽しみで、新作の風鈴も並び始めていますので是非チェックしてみては如何でしょうか。

さて、今回は基本ソロのグラスリップ 探訪。結構なボリュームでしたので夏の暑い中歩くのは大変でした。グラスリップ聖地巡礼は夏が旬かと思いますが、しっかり対策と立てて回りたいものです。

本編も次回6話で折り返し。望むらくは、ここからダイナミックなストーリー展開を期待したいところ。
祐ー幸のやりとりにも大きな変化を見てみたいですね。それでは。

■ 今回の探訪に際して"じーせ"様より、8/3 福井県営陸上競技場における北陸マスターズ陸上競技選手権大会の情報を頂き、スタンドで探訪と観覧をすることができました。同施設工事の計画について、調査にご協力頂きました"ひろいな"様共々、心からお礼申し上げます。

■kmp_styleでは、グラスリップ探訪に際して最終的に一冊のブックレットに仕上がるよう、試験的にデザインしています。作品の探訪を重ねるごとに、改訂していく予定です。暫定版は以下から。
【グラスリップ 探訪MAP β版】
Glasslip map cover



より大きな地図で グラスリップ聖地巡礼の足跡β を表示

■一部画像を比較研究目的で使用しています。
 作品画像を含むすべての著作権は(C)カゼミチ/P.A.WORKS/glasslip projectに帰属致します。

■過去記事
「グラスリップ」の舞台を巡る -EP04編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -EP03編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -EP02編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -EP01編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -PV2編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -PV1編-
「グラスリップ」の舞台を巡る -鑑賞会-
「グラスリップ」の舞台を巡る -コトノハ編ー
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