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2017 「おわら風の盆」を撮る その3

富山は越中八尾 おわら風の盆 3日目の夜の踊りから、撮影分の続きを綴っていきます。

■ 下新町 八幡社
owara 0232 
【NEX-6+MC-11 EF-E+sigma18-35mm F1.8, f3.2, 1/40, ISO800, 31(46)】
置き忘れてしまった荷物を東新町まで回収しに行き、そのまま引き返して30分以上歩いて下新町の八幡社へ。
公式パンフでも親切に各町間の移動時間が記載されていますが、八尾駅から西新町の突き当りまでで徒歩約一時間の距離。プログラムを見ながら、なるべく効率よく見て回りたいところ。

owara 0224 :
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/60,  ISO1600, 100mm
下新町 八幡社での男踊り。男踊りでは姿勢を保ったまま長時間留まる振付けがあるようですが、これを乗り切って踊り手全員が一斉に動き出す瞬間に、会場のボルテージが一気に上がり大きな拍手が沸き上がっていました。

owara 0226
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/25,  ISO1600, 200mm
八尾町に撮影に行く計画を立て、動画で踊りを観察している時に非常に印象的に感じた振付けです。
男踊りと合わせて新踊りに区分される女踊りは、蛍狩りの日常風景がモチーフになってるとか。これはホタルを見つけ指差す動作を採り入れたもののようです。流れるように演じられる、この指先のしなやかさを実際に間近に見ることが出来、感慨無量でした。


owara 0228
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/125,  ISO1600, 110mm
おわら踊りの 笠きてござれ  忍ぶ夜道は オワラ 月明かり

owara 0229
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/125,  ISO1600, 130mm


owara 0231
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/125,  ISO1600, 140mm
あなた今来て はやおかえりか  浅黄染めとは オワラ 藍足らぬ

owara 0233
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/125,  ISO1600, 120mm
男・女踊りから、最後は混合で「豊年踊り」へ。八幡社の舞台は、実際に訪れて撮影のセッティングをしているときも随分オレンジの方向に色が傾いていると感じたものですが、豊作に実る秋の田の色を思わせるライティングは実に優美なものだと現像作業をしながら改めて発見するのでした。


■ 上新町
owara 0234 
【NEX-6+MC-11 EF-E+sigma18-35mm F1.8, f3.2, 1/160, ISO1600, 19(28)】
下新町での撮影は、撮影の位置取りのやり直しから結局二回見物することになりましたが、終わったところでちょうど22:00時 上新町の大輪踊りが始まり出す頃合いになりました。

owara 0235 
NEX-5RMB_SPA_E_BM1 (Metabones)+SAL1635ZA,  ND, 1/50,  ISO800】
諏訪町の通りと並行する形で、西側に通る大通り472号線。 通りの真ん中に設けられた二つの舞台を中心に、一般観光客も巻き込んで踊りの輪がどんどん拡大していきます。

owara 0236
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/200,  ISO1600, 120mm
大輪踊りは一時間耐久。舞台の踊り手さん達も流石に交代を挟んで踊りを続けてはいますが、かなり体力が必要だったんじゃないでしょうか。

owara 0237
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/200,  ISO1600, 135mm

owara 0238
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/125,  ISO6400, 160mm
非常に大人数が集まる上新町の大輪踊り。23:00頃には諏訪町の方に移動しておりましたが、そこからでも終了時の大きな拍手が響いてくる位に大盛況のようでした。

■ 深夜のおわら
owara 0239 
α7sLA-EA3SAL1635ZA,  f8, 6,  ISO100, 16mm
月夜 諏訪町

owara 0240
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/80,  ISO1600, 75(112)mm
諏訪宿の灯り

owara 0241
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/30,  ISO1600, 120mm
踊り間近

owara 0242
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/60,  ISO3200, 150mm(225)

owara 0243
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8, 1/60,  ISO3200, 130(195)mm
幽玄の胡弓

owara 0244
α7sLA-EA3SAL70200G,  f11, 13,  ISO100, 24mm
西町 禅寺坂

23:00を過ぎて、観光客の大部分も撤退した八尾町。ここから本当の風の盆が拝めるらしいということで、深夜の各町を回っていくことに。深夜帯は踊り手さんが編み笠を外していることがほとんどで、せっかく撮っても(所謂)肖像権がクリア出来無さそうなので写真は全て割愛。問題を上手く回避しながら撮影出来るだけの腕が欲しいところですが、人物撮りの経験値がほとんどない無いので今回は無理でした。

撮影して回りながら大きく印象に残ったのは二つ。下新町の八幡社と天満(てんまん)町での観覧。

25時過ぎの下新町では、八幡社の神社前に現役を退いた方たちが待機されているようでしたが、それを見ているギャラリーの視線を感じ取ってか自然発生的に輪踊りが始まったようで、飛び入りで踊り出す方達も大勢おられました。踊りが終わってから「現役どこ行ったー!」のセリフで周りの笑いを誘いつつ、拍手喝采で包まれていました。八尾に住む方々の、サービス精神に富んだ心意気が垣間見られる光景でした。

天満町へは25:30頃から2時間程滞在していましたが、踊りと踊りの間の休憩時間が結構長く冷え込んでくる中現場を離脱し始める方もいましたが、余興がてら(というか本人達が踊りたくてしかたがないようにも見えましたが)女性の踊り手が男踊りの真似等もして、和気藹々とした雰囲気で場を和ませていたのも楽しませて頂きました。

「おわら」の語源にはいくつか説があるようですが、唄の中に挟まれた「お笑い」に由来するとする考えもあるとか。深夜を回って眺められる「おわら」の踊りは、しっとりとした落ち着きをはらんだ町流しの他にも、踊り手と見ている側の笑いが思わずこぼれるような雰囲気も、また同時に共存していることを知りました。

■おわらの夜明け
owara 0246 
α7sLA-EA3SAL1635ZA,  f11, 15,  ISO100, 16mm
再びの諏訪町本通りと薄明のはじまり。空が少しずつ白み始めてきました。1・2丁目は一見人通りが少なくなっているように見えますが、このときも3・4丁目の方で流しを囲んで未だ相当数の観客がみられました。

owara 0248
α7sLA-EA3SAL1635ZA,  f8, 1/200,  ISO3200, 16mm
「どこの町が一番良かった?」
夜明けの諏訪を撮影していると、地元の子らしき二人が声を掛けてきました。おわら風の盆では、各町共に踊りの映える舞台が揃っており、個性に富んでいる、と思います。だからこそ、なるべく全体を見て回るためにプログラムとにらめっこして悩みながら計画を練る必要がありました。
「どの町もめちゃくちゃ良かった。」
とその時は答えましたが、やっぱり「諏訪町が一番良かった」と言ってあげたほうが良かったんだろうか。

owara 0250
α7sLA-EA3SAL1635ZA,  f8, 1/40,  ISO3200, 24mm
夜明け間近を迎えて。足早に八尾駅に向かう道すがら、上新町の流しの一団が東の空に向けて溶け込んでいくかのように歩を進めていました。

■ 越中八尾駅 見送りおわら
owara 0252
【NEX-6+MC-11 EF-E+sigma18-35mm F1.8, f1.8, 1/1000, ISO800, 35(52)】

owara 0251
α7sLA-EA3SAL70200G,  f8,  1/50,  ISO400, 180mm
土日の休みを挟んだ今回の「おらわ風の盆」。盆行事運営委員会の発表では2017年の最終日の人出が7万人。3日間合計が26万で前年より2万人増だったとか。混雑からホームからの転落などを懸念して今年の「見送りおわら」は駅前のみの開催と聞いていたのだけど、4日に限ってはホームでの見送りも行われていたようです。

てっきり、やらないものだと思ってたので、もっと早めに駅に移動しておけばよかったと後悔。

owara 0253 
α7sLA-EA3SAL70200G,  f2.8,  1/40,  ISO3200, 130mm
福島での撮影分に、おわら節を添えて。

昨年の同時期に、同じく富山の城端むぎや祭りへの撮影に向かう計画を立てつつも、天候不順から見送った経緯があります。「おわらが晴れなら むぎやは雨」という都市伝説もあるようですが、さて、今年はどうなんでしょうかね。










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