数日前の夜にも訪れた、一乗谷光照寺跡です。先の復元町並みを見学した後に、人出の多い唐門を避けてこちらにやって来ました。
復元町並みに訪れていたカメラマンさんから近隣のおすすめスポットを尋ねられ、光照寺跡を紹介していたのですが、到着がちょうど一緒の時間になったため、そちらの方々としばし同行する形になりました。

【α7Ⅲ+LA-EA4 + SAL70200G, f11, 1/125, ISO100, 90mm】
桜のピークは今まさに過ぎ、盛大に花が舞っていました。早朝、出しなに撮影用のスピードライトを用意し忘れたことを移動中に後悔していましたが、その必要もないくらいに多くの花びらが宙を流れて行きました。

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f11, 1/8000, ISO400, 110mm】

【α7Ⅲ+LA-EA3 +, SAL70200G f11, 1/8000, ISO400, 75(112)mm】

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f11, 1/400, ISO400, 80mm】
先人の撮られた写真などでは桜の枝ぶりはお堂の屋根近くまで伸びていたようですが、今回2021年に訪れた際には、その部分を落としてしまっていたようです。
一乗谷では唐門の桜も大枝が折れ、かつての豪華絢爛な様子が見られなくなってしまったようですが、散る桜と併せて諸行無常を感じます。

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f11, 1/60, ISO400, 110mm】

【α7s+CM-LM-E + Nokton 35mm F1.4 VM , --, 1/250, ISO100, 35mm, CPL filter】
やがて他のカメラマンも立ち去り、一人になりました。お堂の片隅の木椅子に座って、桜が漂っていくのをしばらく眺めていました。

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f11, 1/160, ISO200, 105mm】
桜の花が長く咲いていてほしい気持ちと、桜が舞う美しさを見たい願望が、ジレンマを起こしていました。「春の心は のどけからまし」・「しづこころなく 花の散るらむ」、と古人が歌にした心境がよく分かります。
やわらかい陽射しが肌にのっかってくるので、ウトウトと眠くなってきました。

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f8, 1/400, ISO200, 100mm】

【α7Ⅲ+LA-EA3 + SAL70200G, f11, 1/125, ISO200, 100mm】
汽笛をならして、越美線 上りの電車がやってきました。スクーターにのって、また一人花見客がやって来たようです。
春の眠気を醒ましにと、いつもの喫茶店にコーヒーを飲みに、その場を開け渡すことにしました。
撮影日 2020/4/3
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こんなに大量の桜吹雪を見るのは初めてだったかもしれません。来年また是非一緒に撮りに行きましょう。
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